たぬきの妄想日記

狸のマイキャラについてまとめておく場所ですが、半分くらい頭の中身をドバドバ垂れ流すだけの場所になったりします。時間に余裕のある方のみお読みください。

新しいものと取り残されたもの

狸です

マイキャラ創作用のブログとして開設した当ブログを放置してはや1年。

まさかそのマイキャラたちそのものとこんなにも早くお別れするとは思っていませんでした。

※話が分からない人向けにちょっとばかし解説2020年9月8日 DCDアイカツオンパレードドリームストーリー三弾をもってアイカツオンパレードシリーズ並びにDCDアイカツスターズから続いたアイカツの印刷紙器を採用していた縦筐体の歴史の終了が改めて発表されました。

一方これはアイカツシリーズの終わりを告げるものではなくあくまで転換点、次世代のアイカツであるアイカツプラネットが同年8月10日に発表され、実写とアニメの融合という新しいアプローチを試みる衝撃作となりました。同様にDCDも今までとは一新された新しいデザインとなり、様々なシステムも変更されました。

その中で上述したオンパレ終了の発表で沸いていたDCD勢、その理由は大きく二つ。

一つは「マイキャラの引継ぎが行えないこと」・・・①

もう一つは「今まで一貫して互換性を貫いていたアイカツカードの互換切り」・・・②

これらを重く見ていたユーザーからしたら次世代のアイカツを受け入れることが出来るのか否か・・・ということでして。

 

してここからは私の持論かつ暴論気味の話になるのですが、それでもお付き合いいただければと。

 

まず前提としてDCDアイカツを長年やってきてる人の中で上の①、②を一切取り除いたうえでDCDアイカツシリーズを楽しんでやってる人は多分いないと思います。

いやマジで、絶対いない。ドレスとマイキャラが全てとさえ思ってます。そこにちょびっと曲入れた感じかな・・・

そんな中でその二つの要素を切り捨てたDCDアイカツプラネットとは何なのか。私一切予想がつきません。ただ一つ言えるのは「私がアイカツに求めていた魅力は今のアイカツプラネットにはない」ってことです。

マイキャラとカードの互換切りの公式発表では「我々は奮戦したがやはり大きく変わるゲームシステムにマイキャラも旧カツカードもついていけなかった。大本営発表は異常である」(大幅意訳)とあります。

確かにDCDの変化には目を見張るものがありました。

タッチパネル主体のゲームやステージ中に目まぐるしく変わっていくドレス、マイキャラなどにハイタッチするミラーインのシーンとかなかなかエモい演出でしょう。

でも根底が違う。そこにはスターズ時代から苦楽を共にしてきたマイキャラの片鱗すらない。芸能人の命であったカードの面影もない。

私達が愛して、育てて、応援してきたマイキャラは、時には味方になり、時にはツバサになり、様々な形でアイカツに寄り添ってきたカードたちは、

 

新しいアイカツに、不要なものとして切り捨てられたのです。

 

意地の悪い言い方かもしれません。開発の方も最後まで検討したと話されていました。それでもこれらの要素が捨てられたという事実には変わりないのです。

そして質の悪いことに、これらは一度捨てたら最後、戻ってくることはありません。

特にマイキャラというシステムは、ある種その存在そのものが風前の灯でもありました。

 

皆さん「甲虫王者ムシキング」というDCDをご存じでしょうか。2000年代初頭にブームを巻き起こしたそのゲームは、2010年に皆に惜しまれながらその長い生涯を終えました。

しかしその直後続編として「ムシキングバトル 合虫ガッツ‼」というDCDが稼働。

なんとそこでムシキングのカードが使えるという事でムシキングロスの人々の難民キャンプとして活躍しました。(ただしその後もりあがることはなくすぐ稼働終了に至ったとか)

他にもDCDキラッとプリチャンでの前作プリズムストーンの互換など、旧シリーズのカードやアイテムを新シリーズにて使用可能にする前例はあります。

 

しかし今現在までにアバターキャラにそう言った復刻が下された試しは一度もありません。

カードなら一縷の望みはある、されどそれと共に時代に取り残されたマイキャラたちに会える可能性は、万に一つもないのでしょう。

 

そして救済措置としてオンパレ筐体がアイカツオフィシャルショップに置かれるとのことですが、それらもマイキャラたちを正常にロードできるのか確証はありません。

ICカードによるデータ管理ではなく、QRコードを介したクラウドデータサーバーを利用したデータを長年保持するの企業側からすると正式稼働していないゲームのサーバーを活かす意味不明な行動であり、十中八九そのデータが日の目を浴びることはないのでしょう。

 

マイキャラとの別れは、もはや避けられるものではないのです。

 

 

ここまでネガキャンをつらつら書き溜めていましたが結論としては「それでいいのかアイカツプラネットDCDさんよぉ!」ってめちゃくちゃ思っています。

 

だってアイカツプラネットDCD,別につまんなくなさそうなんですもん。

ドレシアキラキラしてて可愛いし、ドレスめっちゃ変わるし、ゲーム画面滅茶苦茶でかいし、マイキャラとハイタッチできるの、滅茶苦茶エモくないですか????

 

だからこそ

だからこそ、取り残された人たちに手を差し伸べてほしかった。

 

そんな何もかも忘れて「DCDアイプラたのしそー!!!イエーイ!」とはなれませんよ。

こちとら5年の付き合いなんですから、彼女らを置いて前に進むことなんて絶対にできません。

それでも前に進むのであれば、手を差し伸べてほしかった。

筐体の移植だとか、マイキャラグッズだとか、どんな形でもいい。

彼女らがいた証を、私は残したいんです。

そうしなきゃ後ろ髪惹かれる思いで、ずっと後ろ指指されることになるんです。

マイキャラたちが僕らに唯一現物として遺してくれるものが、彼ら、彼女らと共に切り捨てられたカードなの、最高に皮肉ってると思います。僕は好きですよそういうジョーク。

 

ここでいう遺すものっていうのは僕らユーザーが自主的に残しているもの、例えばマイキャラの絵とか文とかではダメなんだと僕は思ってます。

それらは確かにマイキャラではあるけど厳密にはマイキャラと同じ見た目と声と設定をしたオリキャラなんです。アイカツという世界にいるアイドルたちから、逸脱してしまっているんです。

 

だからこそ、僕はDCDアイカツを作った人たちにお願いしたい。

彼らを、彼女らをこれからのアイカツに不必要だというのなら。

せめて彼女らのその儚い命の証をください。

僕らの想いが詰まったアイドルたちの生きた証をください。

それで前を向ける気がします。

彼女らと共に新しいステージには立てないけども、その想いはちゃんと残っているんだと、信じられるから。

 

まだ一報しか出ていない中でこんな意地の悪いことを話して申し訳ないですが、これはDCDアイカツを応援し続けた僕の我儘でもあります。

アイカツを愛し続けた人たちが、マイキャラを愛し続けた人たちが、少しでも前に薦めるようになることを切に願います。

 

執筆時間3h

多分後で推敲します。